さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

旧高取邸

今日も晴天。

青く輝く空。

風は強めでしたが冷たくはなく

晩秋らしい佐賀市

今日は唐津まで。

昨年修復の終わった「旧高取邸」見学。

この高取邸とは、

高取伊好(たかとりこれよし)という炭鉱王が、

建てた明治時代の邸宅で

平成10年12月に国の重要文化財の指定。

大変趣のある石垣通りに位置し、

空間そのものから歴史を感じさせます。

邸内は、大きく大正7年建造の居室棟と

明治37年建造の大広間棟から成っており

平成9年まで高取家が実際に暮らしていたとの事。

邸内を一言で言うと「上品」

高取伊好という方は、

実業家であり教養人でもあったとの事で、

邸内の細かなディテールにそれを感じます。

ふすまの絵。

中国の故事にちなんだ物や花鳥風月等。

そのどれもがいい色合い。

大広間棟の中心にある能舞台。

能など見たことない私でも見たいと思わせる空間。

そして照明。

私はこの照明がいちばん心に残っており、

ほの暗い灯りが時代を後戻りさせます。

そしてこのほの暗さが心地よく、

繰り返し後ろを振り向きました。

長い廊下で。

邸内は撮影禁止との事で写真は撮れませんでしたが、

これは一見の価値あり。

写真では表現しきれない何を感じます。

ここには。


国指定重要文化財「旧高取家住宅」

大人 500円 

子人 250円

唐津市北城内5-40

0955-75-0289

9:30~17:00(入場時間16:30分まで)

月曜休館(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館)

12/29~12/31