さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

三九 中華そば専門店

今日は晴れ。

薄い霞がかった青空だった佐賀市

風は冷たかったですが日差しは暖か。

春らしい1日。

今日の仕事終わりにはこちらへ。

「三九 中華そば専門店」

この「三九」というお店には2つの歴史があり、

それがどうも交じり合っている印象が私にはあります。

1つは、久留米系白濁スープ発祥の歴史。

そしてもう1つは、

熊本、大分(日田)、宮崎のラーメンに、

多大な影響を与えた歴史。

この2つの歴史は、

共に三九というお店での出来事ですが、

微妙に違う背景が。

久留米で生まれた白濁豚骨スープ。

この味を作ったのは、

杉野勝見氏が営業する屋台「三九」

熊本、宮崎に広まった「三九」の味。

これを作ったのは屋台「杉野 三九」を譲り受け、

さらに玉名に支店を出した四ケ所氏営業する「三九」

この玉名の「四ケ所 三九」で修行したのが、

玉名の「天琴」創業者だったり、

この味に惚れ込み手本としたのが、

熊本初のラーメン店「松葉軒」や

「こむらさき」「桂花」の創業者と言われています。

さらに「松葉軒」の創業者が、

郷里宮崎で開いたお店が「喜夢良」

ここのラーメンに人気が集まり、

すでに数店ラーメン店のあった宮崎でも、

「三九」の味が広まることに。

先に大分(日田)にも広まったと書きましたが、

こちらは、四ヵ所氏に屋台を譲った杉野氏が、

小倉へ向かう途中、

叔父にあたる方にラーメンを教え、

この方が日田で大分最初のラーメン店

「来々軒」を開いた経緯。

確かに複雑(笑)

と言う事でまとめますと、

久留米系白濁スープ誕生は「杉野 三九」

熊本、宮崎の源流は「四ケ所 三九」

どちらも偉大な歴史。

そしてその「四ケ所 三九」は今でも健在。

偉大な事実。

久しぶりに行ったのですが、

店内が若干リニューアル。

以前は居間と言いますか生活空間が丸見えでしたが、

そこに壁が出来、棚に。

生活空間と店舗が分離。大変良い判断。

このリニューアルは、

この先まだまだお店は続く。

との意思表示と受け止めまして、まとめを。


三九 中華そば専門店 

ラーメン 550円

佐賀市松原3-1-16

0952-23-2411

11時40分~21時

不定休