さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

京都・清水寺成就院奉納襖絵展「風の画家 中島潔が描く 生命の無常と輝き」

今日は薄い雲が広がるものの晴天。

次第に濃くなる新緑と共に、

初夏の訪れすら感じさせた佐賀市

今日は仕事が休み。

うちのとこちらへ。

京都・清水寺成就院奉納襖絵展

風の画家 中島潔が描く 生命の無常と輝き

佐賀県美術館で、

5月8日まで開催されている美術展。

佐賀県厳木町出身の画家中島潔氏が、

昨年春に京都の清水寺成就院に奉納した46枚の襖絵と、

代表作50点が公開。

奉納した襖絵の公開は九州初。

美術館は駐車場からほぼ満車。

次から次へ車が。

17日の時点で来場者1万人突破との事

お昼前の会場内。

大勢のお客さん。

ご年配の女性グループが多い印象。

数々の作品。

優しい筆遣いで繊細。

髪と眼の表現を間近で見られ、

さらに繊細さが。

ただ今の私には、

優しすぎる印象。

件の襖絵は、

氏の普段の世界観とは異なり「圧倒」

清水寺成就院の4つの部屋を、

忠実に再現したという展示スペース。

第1室は「かぐや姫

第2室は「花別れ」「にわか雨」「向日葵」

第3室には「紅葉」「雪の音」

第4室「大漁」

大手マスコミに登場していたのは、

最後の「大漁」

写真は清水寺成就院での様子。

佐賀新聞社清水寺奉納 中島潔襖絵展より「大漁」(NHKサービスセンター提供)

金子みすゞの姿を中心に、

限りないイワシの群。

私の心に残ったのは、

かぐや姫

写真は同じく成就院

佐賀新聞社清水寺奉納 中島潔襖絵展より「かぐや姫」(NHKサービスセンター提供)

強い線と鮮やかな配色。

華やかな色使いに際立つ

天に昇るかぐや姫のまなざしと、

振り向く姿から感じる「かなしさ」

今回の展示では、畳も1部取り入れられ、

写真のような部屋の様子を想像できるように、

ある程度再現されていますが、

やはりどうしても限界が。

畳敷きの部屋で落ち着いて見たいと強く。

清水寺成就院の襖絵展は、

この後、福島県で開催予定。

福島県文化センター:8月13日~9月19日)

今回の大震災で大きな被害を受けたとの事ですが、

夏にはぜひ現地で公開できるよう切に願うのみ。

ちなみに2012年には

山形(山形美術館:4月12日~5月13日)

長野(水野美術館:8月4日~9月9日)

福岡(福岡アジア美術館:10月10日~11月25日)

で順次公開されるとの事。


京都・清水寺成就院奉納襖絵展「風の画家 中島潔が描く 生命の無常と輝き」

佐賀県立美術館

一般・大学生(専修・専門学校生含む) 1000円

中高生                500円

小学生以下は無料

 

佐賀市城内1丁目15-23

9:30〜18:00(入館は17:30まで)

平成23年4月9日(土)~5月8日(日) 

休館日 月曜日、ただし5月2日は開館