今日も薄い青空。
まるで霞か雲か、白んだ空。
日差しは依然強い佐賀市。
今日は仕事が休み。
子供連れではなかなかゆっくり見られないこちらへ。
「吉野ヶ里歴史公園」
こちらでは11月22日まで特別企画展、
「魏志倭人伝」に記載された「狗奴国」
有力な比定地である「東海地方」と「九州中・南部」
数々の発掘品を分けそれぞれ紹介。
無論、「狗奴国」は九州にあったであろうと強く匂わせ。
平日の吉野ヶ里はのんびりした空気。
すすきが秋らしさを演出するものの日差しは強い。
物見やぐらからの景色。
「北内郭」に位置する主祭殿。
神聖で最も重要だった建物だと考えられていて、
2、3階に登る事が出来、3階は霊的な場所として再現。
「北墳丘墓」
平成元年に大々的に報道された当時のまま、保存。
14基の甕棺(かめかん)は全て実物。
紀元前に想いを馳せる壮観な遺物。
吉野ヶ里歴史公園では、
遺跡の再現のほか、様々な植物が育てられており、
ちょうど「そばの花」こちらが見頃。
赤そば。
かなり広い面積。
甕棺の内側や装飾古墳などで見かける朱。
こちらに似た色合いの落ち着いた色彩。
非常に印象的。
白そば。
こちらは赤そばに比すると面積が狭い。
しかしながら可憐な白。
心地よい風になびき風情良し。
現在でもかなり広い公園。
北墳丘墓の先。
こちらでは今日も工事が行われ日々拡張。
現在造成中の「古代の森ゾーン」
今年度中には「古代植物館(仮称)と古代の森の1部」が開園予定。
今日想った事。
久しぶりによく歩いた(笑)
園内循環バスはありますが、
空気を感じられる自転車ぐらいが良い感じ。
印象的な墳丘墓は前1世紀から後1世紀のお墓との事。
綿々と歴史が続いている。
それを感じさせてくれた時間。
甕棺(かめかん)に死者を葬るという形は、
佐賀では神埼周辺に集中。
しかしながら弥生時代後期には、ほぼ見られなくなるとの事。
死者の葬り方が変わったと言う事は社会が大きく変わったと言う事。
ゆっくりとゆっくりと死生観が変わった。
あるいはいきなり変わった。
そう言い換える事も出来るかと。
今も少しずつ変わる世の中。
あるいはいきなり変わるかも知れない世の中。
私は死する時、
お経も聖句も必要としません。
そして「お墓」には入らないつもりです。
吉野ヶ里歴史公園
利用料金
大人(15歳以上) 400円
小人(小・中学生) 80円
シルバー(65歳以上)200円
幼児(6歳未満) 無料
開館時間
4月1日~5月31日 9:00~17:00
6月1日~8月31日 9:00~18:00
9月1日~3月31日 9:00~17:00
駐車場料金
大型車 1,000円
普通車 300円
二輪車 100円
自転車 無料
休園日
12月31日、1月の第3月曜日とその翌日