今日は晴天。
暖かな日差し。
高い空。
秋もそろそろ移ろい始めた佐賀市。
その帰り、せっかくなのでこちらにも。
10月20日(土)に行われていた「筑後川流域の装飾古墳同時公開」
無論、次の日、日曜日。
公開はなく古墳を見るのみ。
しかしながらかなり深い感動。
古墳と関連の深い埴輪。
それが眼前に。
「盾持武人埴輪(たてもちぶじんはにわ)」
盾と武器を持つ武人埴輪。
何とも言えない表情。
そしてたたずまい。
初めて見た埴輪に覆われた古墳。
心動かされた風景。
遺伝子も何かを記憶しているのか。
そんな妄想すら。
ちなみに、こちらの古墳に隣接し装飾を再現している建物が。
かなり微妙。
それどころかセンスを疑う再現性。
うむ。
今日想った事。
「福島第1と同じ事故なら… 糸島1週間で100ミリシーベルト 放射性物質規制委試算」
記事のまとめは、
規制委が策定中の原子力災害対策指針「原子力災害対策重点区域」の目安、
原発から半径30キロ。
今回の試算では玄海、川内両原発とも避難が必要な地域は半径30キロ内。
被害は概ね佐賀県内で収まる予測。
注意すべき点は、全ての地面が平坦。
そして風向きは1年間の平均値。
こちらは元資料「拡散シミュレーションの試算結果」からの全炉心融解時。
緑色の線が、
国際基準で避難が必要とされる事故後1週間の積算被ばく線量
100ミリシーベルト圏内(方位別の距離)
今回の事故と同等でも全溶解でもぱっと見た所大した違いはない。
そんな印象。
そんなはずはないだろうと思いますがひとつの指針。
それが出ただけでも少しの前進。
原子力発電はその出力以上に危険を伴う。
そして大規模事故の際、急を要して避難する必要がある。
県境など関係なく。
「盾持武人埴輪」
彼はおそらく塚に葬られた死者を守る存在。
何から死者を守っていたのか。
そして彼は死者を守れたのか。
想定は人を守れるのか。
行政は人を守るのか。
事故は必ず起こる。それを暗に言いたかったのだと。
原子力規制委員会は最良の結果を見せた上で。
仙道古墳
福岡県筑前町久光111-2
0946-22-3385 (筑前町役場教育課)
無休