今日は雨。
強弱をつけ降り続いた雨。
気温はさほど下がらず。
寒くは感じなかった佐賀市。
しかしながら時間と共に風が強く。
今日は仕事が休み。
うちのが仕事という事で子供達を連れ鳥栖まで。
その年に一度の公開日。
子供達は、
お墓を見に行くなんて嫌だあーと申しておりましたが、
無理矢理(笑)
「田代太田古墳」
古墳時代後期6世紀後半、
約1450年前に築造された約42mの大型古墳。
大正15年(1926)に国の史跡に指定。
公開に合わせ駐車場は近くの個人病院駐車場。
古墳近くの道路沿いに受付。
10:00頃で小学生を含む20名程度の見学者。
なんと古墳は民家の敷地内。
写真の左奥に古墳。
まずは保存施設の前で係の方の説明。
なんと写真撮影可との事。
その後、中へ。
5〜6名程度が入れる室内。
ガラス越しに、前室、中室、後室(玄室)
最後部の玄室壁面にこの装飾。
じっと目を凝らしていると、
ぼんやりとした非常に淡い色彩。
かなり明るく照らされており、
硬質な石の質感に赤を強く感じるものの薄さは否めず。
1500年近く前の絵とすれば致し方ない話。
三角。
円。
馬。
船。
人。
再現された図を見れば王塚古墳の装飾と近似値。
何を表現しているのか、
抽象的な中で唯一、馬とそれに乗る人。
騎馬人物像だけが、やけに写実的。
全体として1枚の絵なのではなく、
個々のモチーフそれぞれに意味があり、
それが集合体となる事で意味が生まれる。
あの世とこの世を繋ぐ力。
我々今に生きる日本人が忘れた何か。
そんな気が。
今日想った事。
装飾古墳の分布はかなり地域差があり、
北部から中部を中心とする九州と、
関東北部、東北南部の太平洋側に多い傾向。
「清戸迫横穴(きよとさくおうけつ)」
どう見ても九州との繋がりを感じさせる表現。
描いた人々は同じ世界感を持った人々。
繋がっていたはずの日本。
繋がれるはずの日本。
2012年11月11日(日)
10:00~12:00、13:00~15:00
田代太田古墳(田代本町1370番地)
ヒャーガンサン古墳(弥生が丘七丁目梅坂公園内)
入場料、参加料無料
※見学会当日は市役所当直(0942-85-3500)