今日は薄曇り。
青空から日差しはあるものの風が強く吹いた佐賀市。
気温15℃前後、寒い1日。
今日の仕事終わりはこちら。
「武雄市図書館」
先だって4月1日リニューアルオープン。
その時は、これはこれで良い話だと感想を書きましたが、
前言撤回。
近代的でスタイリッシュな外観。
館内も穏やかな色調に包まれた落ち着いた空間。
入って左手にツタヤCD・DVDの映像音楽コーナー。
そして右手に奥に図書館コーナー。
その右手、外に面してツタヤの本屋そしてスターバックス。
図書館はまるで本の迷路。
書棚が大変高く印象的。
そこに並ぶ図書は佐賀県立・佐賀市立図書館よりはるかに多く多彩。
またスタッフの制服もレトロ感あるスタイリッシュさ。
館内の広告や検索機は液晶。
無論、タッチパネル。
落ち着いた頃にもう一度。
館内は撮影不可。
写真は全てブック・アサヒ・コムより。
今日想った事。
館内で最も明るく目立つ場所には、ツタヤとスターバックス。
そんな印象。
ツタヤの雑誌、書籍販売コーナーがかなりの広さ。
床が図書館のブースとフラットな為「販売」という文字が書かれているものの、
図書館の本なのか販売なのか分かりにくい印象。
さらに広いのはスターバックス。
食べ物の香り、コーヒーの香り。
大規模商業施設ならまだしも、ここは図書館。
最も私が違和感を感じたのは、このスターバックスの広さ。
パンフレットにも記載されている通り、
購入したドリンク(フード類は不可)は館内どこでも飲んで可。
(館内で購入されたペットボトルやフタつき容器(水筒など)に
入れた飲み物に限ってはスターバックスの店内を除いた、
すべての閲覧スペースで飲むことが可)
どこでも飲んで良しとの判断。
あまりにもスターバックス、ツタヤ寄りの判断。
公共図書空間と営利飲食空間の比率が間違っている感。
そもそも「図書館」として根本が間違っている感。
館内「プレス」と書かれた名札の方が多数。
また今日は札幌市議会が視察に訪れていたとの事。
写真は佐賀市立図書館。
やはり図書館はこうであるべき。
守るべきは守る。
大した事ではないのだから。
それが公共ルール。
武雄市長が壊そうとしているのは、旧来の図書館制度ではなく、
我が国民が培って来た公共ルールのひとつ。
それが広がらないよう。
図書館内撮影禁止とあちらこちらに貼られたプレート。
にも関わらず武雄市長のサイトでは館内写真。
個人情報保護と共に本を保護しないその姿勢。
5年後に不安。
武雄市図書館
9:00~21:00
年中無休