さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

パライソ

今日は曇り空。

台風接近にしては、

落ち着いた空模様。

風に暑さが流れた佐賀市。

雨は降らず。

 

今日は広島の日。

戦争、天災、人災。

繰り返される不幸はなぜ、

人々の身に降りかかるのか。

chinmoku.jp

昨日の「沈黙」の中でも、

虐げられている者たちが、

宣教師に、

死したら(殉教)したら、

パライソ(天国)に行けるのですね。

と確信に満ちた目で、

訴える場面があります。

沈黙 サイレンス パライソ

天国は、

死した後に行ける場所。

その概念は極楽浄土の考え方であり、

カトリックで言う天国とは、

場所はどこであれ、

神の事を考えている自分。

そこが天国なのだと、

私は解釈しています。

沈黙 サイレンス 祈り

神を信じなくても、

宗教を信じなくても、

何があっても、

死ぬまで生きる。

踏み絵

生きる。

それが大切。

 

2017年度平和への誓い

 

原子爆弾が投下される前の広島には、

美しい自然がありました。

大好きな人の優しい笑顔、温もりがありました。

一緒に創るはずだった未来がありました。

広島には、当たり前の日常があったのです。

昭和20年(1945年)、8月6日午前8時15分、

広島の街は焼け野原となりました。

広島の町を失ったのです多くの命、多くの夢を、

失ったのです"

当時、小学生だった語り部の方は、

「亡くなった母と姉を見ても涙が出なかった」と語ります。

感情までも奪われた人がいたのです。

大切なものを奪われ、心の中に深い傷を負った広島の人々。

しかし今、広島は、人々の笑顔が自然にあふれる街になりました。

草や木であふれ、緑いっぱいの街になりました。

平和都市として、世界中の人に感心を持たれる街となりました。

あのまま人々が諦めてしまっていたら、

復興への強い思いや願いを捨てていたら、

苦しい中、必死で生きてきた人々がいなければ、

今の広島はありません。

平和を考える場所、広島平和を誓う場所、広島。

未来を考えるスタートの場所、広島。

未来の人に、戦争の体験は不要です。

しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。

一人ひとりの命の重みを知ること、互いを認めあうこと、

まっすぐ世界の人々に届く言葉で、あきらめず、

粘り強く伝えていきます。

広島の子供の私たちが勇気を出し、

心と心をつなぐ架け橋を築いていきます。

 

平成29年(2017年)8月6日こども代表

広島市立大芝小学校6年 竹舛直柔

広島市立中筋小学校6年 福永希実