松原神社前に開業して四十二年になる老舗。
駐車場も出前もない上、メニューはラーメン(豚骨)とおにぎり、
それにいなり寿司があるのみ。
にもかかわらず週末には常連に加えて、
ガイドブックや口コミを頼りにした遠来の客でにぎわう有名店だ。
そんな「一見さん」にもすんなり「うまい」と言わせる魅力のもとはスープにある。
たっぷり時間をかけてアクを抜き、うま味だけを残して塩味、脂分とも極力控えめに仕上げてある。
ただし麺はボリュームがある。これを紅ショウガではなくコショウをかけて食べるのが「一休流」だ。
二代目のご主人によれば、この味は先代の独学によるもので、「ルーツは特にない」という。
しかし、手間を惜しまずまっとうに作られた一杯には「これぞ豚骨ラーメン」という店の店の自信が感じ取れる。
現在では市内若宮と鍋島に支店があり、一休ファンをさらに増やしている。
↑佐賀軒の中華麺より。
場所も時代を感じさせますが、店も全然変わりません。
って言っても私も15年程度しか知りませんが。
すごいのは、ここの店主。
昼行っても、飲んだ帰りに行っても作ってます。
ずっと働いている。
すごい。
昔から550円なんですが、
これは少し高いのではと思っていました。
しかし新興店が500円以上の価格をつけている今、
変わらぬ価値を今に伝えている550円は貴重です。
年配のお客さんが多い感がありますし、
佐賀(街)に行ったら一休軒。
そんな時代の匂いが感じられます。
一休軒
ラーメン 550円
0952-26-5226
11時~23時
月曜休