さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

龍王崎古今の森公園

今日は曇りから晴れへ。

風がかなり涼しく感じて来た佐賀市

虫の声も高く。

今日は仕事が休み。

先だって行った「石人山古墳

彫刻された線。

そして石人が印象的な装飾古墳

こちらと同様な古墳が佐賀にも。

佐賀県杵島郡白石町にある「龍王崎古今の森公園

207号線に隣接して広めな駐車場。

そこからうっそうとした森へと続く階段が。

5〜6世紀の古墳が約20基あるという同古墳群。

調査されたという6基の古墳はほぼ崩壊。

それでも石積みのすばらしさは今に伝わる古代の技術。

じっくりと見たいものの、やはり蚊(笑)

歩いていてもぶぅぅぅぅんと耳元。

これがまたでかい(笑)

この古墳群のメインは保護設備のある6号墳。

浮き彫り、線刻、彩色の3種が確認されている装飾古墳

その中でも初期にあたる線刻による家屋文様。

そう呼ばれる線が確認されているとの事。

しかしながら結構な距離とガラス越し。

石室内に照明があるとは言え、

うっすらとした縦の線としか見えないものの、

かなりしっかり残っている線。

それでも造営当時の海岸線を考えれば、

海の先に想いを寄せていたのかとも夢想。

今日想った事。

全国に分布しその半数以上はここ九州に存在する装飾古墳

図は「装飾古墳データーベース」より

福岡そして熊本の装飾古墳はよく保存活用されているなと感心。

対して佐賀県内の古墳は一般的にほぼ放置。

手を加えていないという言い方も出来ますが、

気にしていないとも言えるかと。

以前行った神埼の伊勢塚古墳など、

県道で分断されていますし、

今回の6号墳もほぼ6割は崩壊。

崩壊というより農地になっています(涙)

古墳はその地主さんのものとは言え、

刻々となくなる過去の記憶。

それも今こそ重要な「真の九州の歴史」

中国大陸、韓半島と深い繋がりのある「倭国

その歴史的物証がなくなってしまうのは甚だ残念。

大和政権。

畿内政権。

名はどうでもよいのですが、

我々が習って来た「日本の歴史」

その行き着く先の現政権。

今、やり直す為には、

無理矢理忘却させられた過去を思い出す必要。


龍王崎古今の森公園

佐賀県杵島郡白石町竜王

0954−65−3135 (白石町有明公民館)

入場無料