今日は曇りから晴れへ。
風がかなり涼しく感じて来た佐賀市。
虫の声も高く。
今日は仕事が休み。
先だって行った「石人山古墳」
彫刻された線。
そして石人が印象的な装飾古墳。
こちらと同様な古墳が佐賀にも。
207号線に隣接して広めな駐車場。
そこからうっそうとした森へと続く階段が。
調査されたという6基の古墳はほぼ崩壊。
それでも石積みのすばらしさは今に伝わる古代の技術。
じっくりと見たいものの、やはり蚊(笑)
歩いていてもぶぅぅぅぅんと耳元。
これがまたでかい(笑)
この古墳群のメインは保護設備のある6号墳。
浮き彫り、線刻、彩色の3種が確認されている装飾古墳。
その中でも初期にあたる線刻による家屋文様。
そう呼ばれる線が確認されているとの事。
しかしながら結構な距離とガラス越し。
石室内に照明があるとは言え、
うっすらとした縦の線としか見えないものの、
かなりしっかり残っている線。
それでも造営当時の海岸線を考えれば、
海の先に想いを寄せていたのかとも夢想。
今日想った事。
全国に分布しその半数以上はここ九州に存在する装飾古墳。
図は「装飾古墳データーベース」より
福岡そして熊本の装飾古墳はよく保存活用されているなと感心。
手を加えていないという言い方も出来ますが、
気にしていないとも言えるかと。
以前行った神埼の伊勢塚古墳など、
県道で分断されていますし、
今回の6号墳もほぼ6割は崩壊。
崩壊というより農地になっています(涙)
古墳はその地主さんのものとは言え、
刻々となくなる過去の記憶。
それも今こそ重要な「真の九州の歴史」
その歴史的物証がなくなってしまうのは甚だ残念。
大和政権。
畿内政権。
名はどうでもよいのですが、
我々が習って来た「日本の歴史」
その行き着く先の現政権。
今、やり直す為には、
無理矢理忘却させられた過去を思い出す必要。
龍王崎古今の森公園
0954−65−3135 (白石町有明公民館)
入場無料