さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

破綻した神キリスト

今日は晴天。

朝方はかなり冷え込み、市内でも2〜3℃程。

その後も日差しはあるものの、空気が冷たい。

さらに時折強い風。

明日早朝も冷え込む予報の佐賀市

今日の仕事終わりはこちら。

「破綻した神キリスト」

佐賀市立図書館で借用。

これで3回目。

最近、繰り返し読んですら頭に入らない(苦笑)

私は無宗教でして、特別神や仏を信じてはいません。

ですので、神頼みもしたことがありまんせんし、

初詣も行きません。

ただそれを信じる人の想いには興味関心があり、

結果として様々な宗教には興味。

その中で、それぞれの宗教に関して、最も疑問を感じるのは、

「いったい神は何をしているのか」

どのような神の名でも良いのですが、

様々な理不尽。

どうしようもない不条理。

言葉を借りれば、

「世界に満ちるこれらの悲劇、悲惨、苦痛、困難をどう理解すればよいのか?」

それに対するひとつの考え方。

それがこの本の中に。

タイトルには「キリスト」の名がありますが、それは著者が、

新約聖書の研究によって文学博士号」を取り、

キリスト教の信仰に関しては隅から隅まで知り尽くしていた」

「ガチガチのキリスト教徒」であるから。

その著者が信仰を失い「自分のことをキリスト教徒ととも考えていない」

それに至る過程がテーマだからであり、

私のような他国の無宗教者から見れば、

何も「キリスト教」だけが「破綻した神」

そうではないと。

神は何をしているのか。

神が何もしてくれない以上、人は何をすべきなのか。

私自身のこれからにも示唆にとんだ書籍。

ぜひ。

宗教と言えば、今日このニュース。

オウム平田信被告公判 「反省」の心はどこまで 目立った身勝手な発言

確かに風化しているオウム関連事件。

他者の痛み、苦しみ、理不尽。

覚え続ける事の難しさ。


破綻した神キリストバート・D. アーマン (著), Bart D. Ehrman (原著), 松田 和也 (翻訳)

柏書房

2310円