今日はまだらな雲。
夕方からは晴れ間も広がった佐賀市。
梅雨の始めは、さほど蒸し暑さを感じず上々。
どうかこの程度で。
今日の仕事終わりはこちら。
「エンダーのゲーム」
昆虫型宇宙人に攻め込まれ壊滅的打撃を受けた地球。
次は滅亡だと国際的軍事組織を編成しそのリーダーを養成。
選ばれ鍛え上げられる少年少女。
そして戦争の行方。
そんなストーリーと今風で緻密なCG映像は知っていましたが、
あまりにも子供染みた設定に感じ、敬遠。
ただ新スターウォーズの撮影が始まり、
そのリーク写真が公開され(私は単なる広報だと思っていますが)
再登場するであろうハリソンフォード氏の姿を求めてレンタル。
しかしながら見てみれば話そのものが、
なかなか立派。
細かな内容はレンタル開始直後ですので控えますが、
我々40代以上にとってみれば、
子供時代慣れ親しんだガンダム等に代表される、
少年少女が理不尽な戦争に巻き込まれ成長していく物語。
それと原点が同じ。
ただ内向的なまま終わる日本のアニメと異なり、いわゆるヒーロー。
劇中でもナポレオンとカサエルの名が出ますが、
そのような軍事的天才になる点がアメリカ的。
(映画のラストでは、内向的性格は変わらないように感じます)
映画の端々に見られる、
教練の厳しさより集団生活の厳しさ。
軍事的、肉体的厳しさより人間関係的厳しさ。
学校や会社社会でも見られる、
優秀な人への嫉妬やいわゆるパワハラ、
いじめ等が丹念に描かれているのだろうと思わせる描写。
おそらくそれらは、
原作を読めばもっと細かく描かれ物語の中核のような気。
主人公の中で、姉の存在があまりにも大き過ぎるのも、
原作を読めば納得出来るか。
ちなみに原作は1985年出版。
私は未読。
それと、感心したのはアイディアとその映像。
メール。
タブレット。
ゲーム。
無人機。
従来の戦争では、
本部で上級指揮官の動かしていた部隊の駒が、
リアルタイムの映像。
その指揮の仕方がかなり秀逸。
思い出すのが、
Amazonが6月18日に発表すると言うスマートフォン。
そこで実現されているらしい3D技術。
それは噂の裸眼で見られる3D画像なのではなく、
画面上の空間で操作できる(ジェスチャー出来る)
機能なのではないか。
ゆくゆくはこんな未来か。
戦争と子供達。
利用されるものと利用するもの。
敵と味方。
そして今、出つつある技術の少し先。
全般、妙に深読みさせるSF映画。
ぜひ。
エンダーのゲーム
ウォルト・ディズニー・ジャパン
248円(ゲオ)