今日は曇り空。
そして所々、時々雨。
終日どんよりとした湿った空気に包まれた佐賀市。
今日の仕事終わりはこちら。
「第五の権力---Googleには見えている未来」
今年の2月、店頭に並んだ際「Google会長初の著書」
この言葉に踊らされ購入を考えたものの躊躇。
と言う事で佐賀県立図書館にて拝借。
一読しかしていませんが、
国家、革命、テロリズム、紛争と戦争、復興。
それらの「未来」をかなり大きな視点から解説している本。
ただ「Googleには見えている未来」と言う副題には少々疑問。
上記5つの未来は何もGoogleを通した未来予測ではない印象。
そもそもGoogle会長シュミット氏が書いたとは思えない印象すら。
ただひとつ、
「第2章 アイデンティティー、報道、プライバシーの未来」
こちらの章では、なかなか参考になる物事の捉え方が。
「理想を言えば、誰もが人生のチャンスを棒に振らないように、
オンラインアイデンティティと仮想空間での生活をしっかり自覚を持って管理し、
幼い頃からたえず注意を払い、念入りに築いていくべきだろう」
「もちろんそんなことは無理に決まっている。
子どもや若者は、情報を露出しすぎると、
遠い将来に何か困ったことが起こるかもしれないといわれても、
何かを誰かと共有したいという欲求には打ち勝てない」
「子どもはオンラインでは身体的成熟を待たずに、
一足先に多くの経験をしてしまうため、
性教育より先に、プライバシーとセキュリティーの教育が必要になる」
突き詰めていけば、インターネットはこのプライバシーとセキュリティー。
この問題に突き当たる。
そしてこれらに対する感覚に、かなり大きな年齢差がある。
ただこの話は私自身まとまった考えに至らず、書ける事がありません。
ひとつだけ言える事は、
インターネットを利用する上でのプライバシーとセキュリティー。
この事は子ども達に教育する必要がある。
公では学校で。
私的では親が。
そうは思います。
第五の権力---Googleには見えている未来
エリック・シュミット、ジャレッド・コーエン:著
ダイヤモンド社
1800円+税