今日は晴天。
午後から雲が広がる時間も
あったものの澄んだ青空。
その下、終日冷え込んだ佐賀市。
真冬。
かなり前に久々、映画。
「ブレードランナー2049」
平日の夜。
残念ながら、
貸切と言う訳にはいかず、
7名程のお客さん。
ブレードランナーは1982年。
降りしきる雨。
アジア的混沌の中、暗く沈んだ未来。
それが強烈にリアルだった記憶。
あれから35年。
「自分は特別」と思っていた少年も、
もはや単なる中高年(苦笑)
私のことですが(大笑)
変わらぬオープニング。
農場で静かに暮らすレプリカントを
死闘の末、解任。
敷地内の枯れ果てた木の下には、人骨。
それは・・・
ストーリーはこの程度にしまして、
私が気に入った点。
光と闇の圧倒的存在感。
そして音。
効果音と音楽が渾然一体。
レプリカントとは、
奴隷として作られた人造人間。
造られた者ゆえに、
自らの存在意義を探求。
生まれ出ずる悩み。
忠実な任務遂行を存在意義にする者も。
瞳が印象的な絵が続く、
シルヴィア・フークス氏。
情け容赦ない、レプリカントらしさ。
ただし涙も。
製造しているのはこのジャレッド・レト氏。
神の御子を意識させる、風態。
そして言動。
そしてホログラムのアナ・デ・アルマス氏。
これはかなり強烈な未来。
こちらの瞳も印象的。
ホログラムとレプリカント、
そしてヒト。
それらが交わる象徴的な映像は、
忘れ得ぬ新感覚。
あまりにも情報量が多い2時間44分。
前作と繋がりつつ深みを増した世界観。
この先、時々、
断片的にその魅力を。
佐賀では既に上映終了。
全国的にもそろそろ終了。
ブルーレイ化が待ち遠しい作品。
久々。
ブレードランナー2049
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督
ソニー・ピクチャーズ