さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

中島莞爾の絶筆 2.26事件と佐賀との深いつながり

今日は薄い青空。

黄砂広がる佐賀市。

気温は高く春近し。

 

今日の仕事終わりはこちら。

「小城市歴史資料館」

小城市桜城館 外観

本日より28日(水)まで、

小城市歴史資料館で公開されている、

こちらを。

青年将校 中島莞爾元(かんじ)少尉絶筆公開

中島莞爾(かんじ)元陸軍少尉。

いわゆる2.26事件に連座し、

7月12日、銃殺刑執行当日に書いた絶筆が公開中。

小城市歴史資料館 撮影禁止

残念ながら、

相変わらずの通り一遍、撮影禁止。

シャッター音とフラッシュ、

そして撮影物付近に人がいなければ、

撮影は可と思うのですが・・・

www.saga-s.co.jp

さらに新聞は良くて、

なぜ個人はいけないのか。

甚だ疑問ですが規則は規則。

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佐賀新聞社

非常に特徴的な文体。

「幽魂(ゆうこん)永(とこし)へに留まりて君国(くんこく)を守護す」

文意はおそらく、

死してなお永遠に皇国を守るという意味でしょう。

www.taiheiji.jp

同事件に連座し、

銃殺刑に処された小城市出身の将校には、

香田清貞(こうだきよさだ)元陸軍大尉。

香田元陸軍大尉は、

野中、河野元陸軍大尉が自決した為、

事件後は最先任。

ご家族もおり、

ご心情を察すると・・・・

 

そして佐賀と2.26事件との、

さらなる意外なつながり。

www.lib.city.minato.tokyo.jp

東京は港区麻布十番(住所は元麻布)に、

賢崇寺(けんそうじ)というお寺が。

こちらは、鍋島初代藩主鍋島勝茂公の息子、

鍋島忠直公を弔い建立。

以降、鍋島藩の菩提寺。

ここに2.26事件の墓石、「二十二士乃墓」が。

 

なぜと問えば首魁のひとり、

栗原中尉の父親が佐賀県出身で、

「国賊」扱いで行き場のない魂を、

佐賀ゆかりのお寺に頼ったとの事。

私も高校生の頃、数回伺った記憶。

長い坂の印象が今でも。

2.26事件関連本

2.26事件の歴史的意味は、

簡単には語れませんが、

佐賀とも大変深い関連。

ぜひ、来年のこの時期、

お2人の絶筆を重ねて公開して頂きたい希望。

 

その後、

少し歩き小城公園。

2018.2 小城公園 桜

蕾も明らかに大きくなり、

ちらほら咲いている春・・・・・

 

 

小城市歴史資料館

小城市小城町158番地4(桜城館内)

0952-73-8809(平日、土、日8:30〜17:15)

9:00〜17:00

無料