さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

諫早湾干拓事業 中央干拓地

今日は晴天。

午前中は雲が目立ちましたが、

午後からは快晴。

ただ山々は雪化粧。

風も強く大変寒かった佐賀市

今日は仕事が休みでこちらまで。

諫早湾干拓 中央干拓地」

先だっての新聞には大きな扱いで、

「諫早湾干拓開門調査を実施」

国営諫早湾干拓事業有明海の漁場環境が悪化したとして、

福岡高裁は5年間の常時開門を命じる判決。

これを受け、

国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査について、

農水省が2012年度にも開始する方針との事。

今、現地はどうなっているのか。

1997年に印象的な映像と共に海が潮受け堤防で閉じられ、

最も大きな中央干拓地では、

2008年の4月から営農が始まったとの事。

現在その堤防は、諫早湾干拓堤防道路。

通称雲仙太良シーラインと呼ばれる道路に。

快適な直線で途中見学できる場所もあるのですが、

残念ながら工事の為12月11日(土)まで通行止め。

と言う事で中央干拓地。

ただただ広大。

3つの堤防に囲まれたこの区域は約600haとの事。

道路、照明等かなりの整備度。

相当な資金が注ぎ込まれた印象。

案内板のある堤防を上ると、

海に向かいと言いますか、

潮受堤防に向かい枯れ草が覆う土地。

まさしくこれから開墾されていくであろう「開拓地」

今回の判決で、

遠くに見える排水門から、

この土地の前に広がる調整池に海水が。

動き出した公共事業は止められない。

そして多くの人々が困惑。

あの場に立ち実感。

防災の為でもなく、

農地拡大の為でもなく、

漁業関係者の為でもなく、

入植者の為でもなく、

ただただ公共事業を続ける為。

それを実感。