さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

米軍普天間飛行場移設問題

今日は曇り。

日中も時折弱い雨が降り、

夜になり本格的な雨となった佐賀市

ニュースを見ていると、

普天間移設 日米が大筋合意」との報道。

結局、2006年に合意したシュワブ沿岸部を埋め立てて滑走路を作る案へ。

同時に、基地機能の沖縄以外への分散移転を検討するとの事。

鳩山総理の「最低でも県外」という言葉は、

このような結論に。

写真は鳩山由紀夫ホームページより

今回の鳩山総理が生み出したとも言える騒動。

ここに写っている男の子を見ていると、

けして人を悲しませようとはしないだろうなと。

そう思わせる写真。

今回の沖縄駐留米軍問題で、

今までと異なる点がひとつ。

米軍(海兵隊)が自分達の町に来るかもしれない。

そう内地の国民に思わせた事。

特にここ佐賀でも。

沖縄タイムス論説委員、屋良朝博氏著

「砂上の同盟―米軍再編が明かすウソ」

著作では、

米軍再編の日米交渉に携わった米外交官からの話として、

海兵隊普天間飛行場の移転先として、

佐賀空港を米側から日本へ提起したとの事。

メリットとして、

・発着便が少ない。

・周辺に住宅もない。

佐世保の艦船と合わせて、機能を集約できる。

・九州には自衛隊の訓練場が多く、

 狭くて演習の制限が多い沖縄にこもるよりも条件がいい。

・滑走路は有明海に面しており、

 ヘリコプターが海上を飛べば騒音問題が少ない。

佐賀空港から強襲揚陸艦の母港、佐世保までが近い。

そして最も良い点は、北朝鮮佐賀空港の距離は760キロ。

沖縄からは1400キロと比べて圧倒的に近い。

この米側から出された佐賀空港移転案に日本政府の担当者は、

「ただ黙って聞いているだけで、返事がなかった」

との文章。

無論この本の内容だけでしたら、

「ふ~ん米関係者でも、

佐賀空港を知っている人がいるんだぁ」とただ関心(笑)

しかしその後今年の1月に社民党の2議員が佐賀空港を視察。

2人の感想は、

普天間移設「佐賀空港は最適地」 照屋・山内氏が視察

うむむ。

これだけなら、

「ふ~ん、沖縄の議員さんの中にも、

佐賀空港知っている人がいるんだぁ」と関心(笑)

ただこの後2月に社民党から期限付き九州北部移転案。

この中になんと佐賀空港の名が。

A案:米領グアムなど国外移設。

B案:海兵隊の拠点はグアムに移して巡回部隊は日本国内。

C案:海兵隊の拠点を日本本土へ移転する。

とする3案。

このうちC案での移設先候補地として「馬毛島」を先頭に、

九州分散候補地として、

陸海空自衛隊駐屯地、基地と共に、

唯一の民間空港として佐賀空港

しかし結局「海兵隊は沖縄で完結」

そういう結論になりそうな空気。

ただ私が残念なのは、

あのひょっしたら佐賀に米軍?と、

ほんの少しでも心に思ったあの時期に、

もっと真剣に佐賀に海兵隊移転。

その場合のメリット、デメリットを討議すれば、

日本にとって米軍とは何か。

それが大変分かりやすく見えてきたはず。

沖縄県民の怒りの対象は鳩山総理のきれい過ぎる言葉。

そして変えると言っていた政権が政治を担っても、

日本の抑止力そしてアジアの抑止力としての海兵隊が、

沖縄のみで完結する事実。

さらに海兵隊は必要と言いながら、

基地は来るなという内地の国民そして議員。

言葉ばかりきれいなのは、

総理だけではありません。

今日の仕事終わり。

「いちげん」

最初から溢れ出す旨みの純豚骨。

固めゆえに食べ応えのある麺。

柔らかいながら存在感のあるチャーシュウ。

ここ川副に米軍が来る事はありませんが、

川副からいちげんがなくなる事はない。

そんな味。


いちげん

ラーメン   560円

佐賀郡川副町大字西古賀925-1

0952-45-7865

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