今日は曇りから晴天へ。
ただずっと強い風が吹き続け、
大変寒く感じた佐賀市。
今日は仕事が休み。
その際行く事が出来なかったこちらへと。
「岩戸山歴史資料館」
福岡県八女市。
お茶が全国的に有名ですが、
お茶畑が連なる八女丘陵は、
古墳群集地としても有名。
現在150〜300基程の古墳があると言われており、
その資料館。
一見開館しているのか不安になる様相。
よくよく見ると証明が点いており入館(笑)
けして新しくはありませんが、
整理されていて大変見やすい資料館。
入館料も大人130円と格安。
様々な遺物が展示されていますが、
やはり印象的なのは、
石製品。
人や動物を模した巨石。
磐井の乱後、ほとんど壊されたという事で、
不完全な形がなおさら過去を考えさせます。
これらはこの地を治めていた「筑紫君磐井」に、
関わる物とされておりますが、
この「磐井氏」は地方豪族の一人なのか、
「倭」の国王なのか。
個人的には、よりロマンを感じる倭の国王ではと。
無論、資料館内そのような記述はなく、
あくまで北部九州を治め
畿内大和朝廷と対立し滅ぼされた一族との説明。
別区
ここに立つと眼前には木々の丘。
この丘は前方後円墳な訳ですが、
非常に印象深く感じられる風景。
その後こちらへ。
「童男山古墳」(どうなんざんこふん)
その磐井一族の最後のお墓と言われているとの事。
駐車場も整備されその周辺に数基。
駐車場から上へ上がると最も大きな「童男山古墳」
内部は解放されており、
驚く程の広さ。
そして石組みの不思議さ。
さらにこの石室が赤色。
すべてが以前紹介した「チブサン古墳」同様。
あちらはガラス越しでしたが、
こちらはそのまま中へ。
石組み。
形。
色。
奥から見える外への風景。
古代から現在は繋がっている。
それが自然と分かる遺跡。
周りには歩いて数分の距離に少し規模の小さい古墳が。
自然に流されるまま。
少しずつ自然と同化していくさま。
そこに感銘。
身近に過去が存在。
歴史的にも「反主流」
もしも「倭」という国家が、
「日本」という新興国家に滅ぼされたとするならば、
なおさら意味深いこの遺跡。
さらに学んでもう一度。
岩戸山歴史資料館
大人 130円
小中生70円
福岡県八女市吉田1396-1
9:00~17:00
月曜休館