今日は曇り。
明るい曇り空であるものの、
かなり寒さを感じた佐賀市。
今日の仕事終わりはこちら。
「悪人」
吉田修一氏原作の小説。
李 相日(り・そうじつ)監督の映画。
両方とも素晴らしい作品ですが、
私の感情が動くのは、
どちらかといえば小説版。
「悪人」
物語の季節が今の時期。
クリスマスから年明けにかけて。
寒空の北部九州。
ごく普通の2人の、
普通でない逃避行。
「誰が本当の悪人なのか・・・」
私が書くと、
陳腐な恋愛話になってしまいますが、
小説版の深い書き込み。
映画版の脇役の役力。
共に物語が、
「現在進行形」だと思わせる世界観。
まさしく名作。
舞台は福岡、長崎、佐賀。
佐賀の描き方が的確ゆえに、
ここ佐賀では幾分、不評でしたが、
見慣れた佐賀の風景が出てきる点も
感情が入りやすい点。
この映画で灯台が好きになりました(笑)
ここが佐賀が舞台なんだと。
劇場での再公開は望めそうもありませんが、
小説版は、佐賀県立図書館・市立図書館にも。
映画版はレンタル店にありますので、
ぜひ。