今日の午前中は強い日差し。
そして高い気温。
熱い1日だった佐賀市。
夕方から雨雲が急速に発達し、
ダイナミックな白と灰色と黒の雲が。
今日は「広島原爆投下日」
もう65年になるそうです。
最多となる74カ国の代表が集い、
広島、長崎そして敗戦の日。
8月は日本人にとって特別な意味のある月。
そう思っています。
子供の頃から、
広島、長崎で被爆された方々の写真。
重度のやけどを負った写真や、
川に幾多に浮かぶ人の姿。
瓦礫の街の写真を見てきました。
私の高校は平和教育に力を入れていたこともあり、
被爆された方の話も直接聞いたことがあります。
そういうなかで、
私が原爆の日を迎えるたびに思い出す絵があります。
ゲルニカ。
ピカソの1937(昭和12)の作品。
スペイン内戦、
政府軍はソビエト、反乱軍はドイツ・イタリアが支援。
3年あまり戦われた戦争でしたが、
その最中の1937年4月26日。
ドイツ空軍そしてイタリア機は古都ゲルニカを爆撃。
このゲルニカは前線の都市ではなく、
補給の要の都市。
そこに住む市民には知らされず、
突然起こった無差別じゅうたん爆撃。
突然無差別に降り注ぐ圧倒的な悲劇とその後の絶望。
その原因が「人の手によるもの」
そうであるならば、
それを繰り返してきた過去を学ぶ事で、
何とかなるはず。
原爆の日。
原爆は落ちたのではなく、
落とされたのです。
そして敗戦の8月。
我々戦争を知らない世代のできる事は、
「それを忘れない事」
せめて8月だけは。