さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

市川天衝舞浮立

今日も薄曇。

幾重もの筋雲が空に広がった佐賀市

かなり涼しい1日。

今日は仕事が休みで富士町まで。

でこちらを拝見。

「市川天衝舞浮立」

佐賀県内各地に伝わる浮立。

その数は100とも150とも言われていますが、

佐賀市富士町では5地区に「浮立」の伝承があり、

そのうちの1つ。

古湯温泉入り口より山間に入り、

しばらく進むと「浮立の里展示館」の看板。

そちらの駐車場に車を止め散策。

奉納の舞台となる諏訪神社は、

大変静かな風情。

古木に覆われておりひんやりとした空気。

秋らしい少し肌寒さを感じさせる風と共に、

遠くで囃子と太鼓の音。

道行は、

珍しい形をした傘鉾を先頭に、

女性のあでやかな衣装が華。

賑やかな音色と共に運ばれる天衝。

約500年前、五穀豊穣、天下安泰を祈願感謝して、

秋祭りに諏訪神社に奉納したのが始まりと。

奉納は、若い男性らによる棒術から。

見守る年配者の目が優しげ。

その後はにわか。

地域密着話題で笑いを誘っておりましたが、

言葉の大半は私には分からず(笑)

粋な服装で祭囃子。

そして天衝舞。

もともと雨乞いが由来とも言われ、

両端には月と太陽。

かなり激しい舞。

私は初めて見たのですが、

心のどこかに触れた音と空気。

終了間際には、

佐賀県知事佐賀市長の姿。

手前の方はおそらく県議会議長。

初めて来られたとの事。

かなり短い挨拶をされましたが、

個人的には、黙って見ていれば良いのにと。

周りの誰もが知事と市長だと気づいていたのですから。

流れを中断してまでする挨拶はいかがなものか。

諏訪神社での奉納が終わると、

道行は地区内の西福寺へ。

まさしく地域の祭り。

短い時間でしたが、大変有意義な時間。

来年もぜひ。


諏訪神社

佐賀県佐賀市富士町大字市川1505番

問い合わせ:

佐賀市富士支所産業振興課 

0952-58-2860