さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

「福島第一原発でいま起きていること」

今日は曇り。

風が涼しく感じた佐賀市

急に夏の衰えを感じさせた週末。

今日の仕事終わりはこちらへ。

福島第一原発でいま起きていること

 玄海原発は大丈夫か?」

アバンセで19:30より行われた講演会。

講師は藤田 祐幸氏。

氏は、元慶応義塾大学助教授。

スリーマイル島事故より脱原発をライフワークに。

現在は長崎県立大学非常勤講師。

会場は100名以上で満員。

19:30から21:00まで非常な内容の濃さ。

原子力事故に防災はありえない」

原子力発電がなくても電力は足りる」

「脱原子力発電の対案は自然エネルギーではない」

「残念ながら日本は汚染国家」

「今後の食料事情が心配」

「子供達だけは守らなければならない」

かなり重い話。

データで示される数々の状況。

そしてその説明。

大変分かりやすく具体的。

そして講師の想いが強く伝わる内容。

考え込むに充分。

テレビ、新聞で知る情報。

そして見通しに比してあまりにも絶望的で。

主催は佐賀県保険医協会。

進行はここの方らしいピンク系の服を着こなされた

ご高齢の女性。

この方の進行が非常に前近代的

協会の動員が掛かっているらしく、

会場は歯科医が多く反原発で努力しているとの自慢げな説明。

そして歯科医がメインで、一般市民はおまけ的と受け取れる発言。

だからか21:00から21:30までの30分。

質疑応答の時間だったのですが、

ほぼ関係者のみに振り、

講師の絶望的想いに比してあまりにも通り一遍な質問ばかり。

そしてチラシも配られていた市民団体の代表にも振り、

その活動紹介。こちらは致し方ない事か。

「我々は玄海プルサーマルにずっと前から反対している」

「知事は嘘つきだ」等々。

私も質問したい事があったのですが、

質問者は内輪絡みの話ばかりで、

部外者の私には質問出来ないような雰囲気。

ただ講師の返答が、

そんな小さな世界の話ではなく、

国、国土、そして子供達を思いやる返答に納得すると共に、

市民団体と呼ばれる組織の実際を見せつけられた感。

あくまでも今回のこの件に関してですが。

講師は、

原子力発電の問題は民主主義の問題と話されていましたが、

まさしくその通りだと。

ただこの講演。

内容的に、相当額のお金を払って聞くべき内容。

それを無料で聞けたのは、

市民団体系組織が関わっているから。

複雑。

何が真実でどう行動するべきなのか。

様々な情報が統制されている印象が強く、

自分で考え状況判断しなければならない現状。

私なりに今までの状況をまとめれば、

福島第一原子力発電所原子力事故は、

おそらく取り返しのつかない事故だったと言う事。

その想いを改めて。