さがの日々

佐賀市で暮らす筆者の主に食に関するブログです

2013 猪目洞窟

今日も晴天。

早朝はかなりの寒さ。

その後、抜けるような青空。

風もさわやか、秋らしい佐賀市

先だっての出雲行き。

最も行きたかったのは、こちら。

「猪目洞窟」

古事記日本書紀に記されている「黄泉國(よみのくに)」

いわゆる「あの世」

島根県松江市東出雲町揖屋町の黄泉比良坂に比定。

記紀神話は大和政権、中央政府が編纂した以上、

どうもしっくりこない。

と言う事で「出雲国風土記

出雲国風土記」出雲郡条の宇賀郷の項には、

黄泉の坂・黄泉の穴と呼ばれる洞窟の記載。

出雲大社の西側の道。

大社の裏山を登りつめると、海へ。

左に曲がるとこの看板。

「猪目洞窟」

大きな岩の下には船の備品置き場。

雑然。

その左奥。

どこまでも続いていそうな闇。

このまま、進めば黄泉の国、死者の国。

方向からすれば、出雲大社が行き着く先。

そんな気。

大国主は「幽冥主宰大神」(かくりごとしろしめすおおかみ)とも。

幽冥(ゆうめい)とは、神の世界、霊魂の世界の事。

死者の世界とは異なる概念のようですが、

我々の生きる現世(うつしよ)と対局。

国譲りとはそう言う事か。

ここで納得。

そう思いつつ進んで行き、ふと振り返り。

闇より光があった方がいい。

今はまだ。


今日想った事。

その猪目洞窟の前には、透明度の高い海。

その先には、いくつもの風車。

最近、どこに行っても大型風車を見かけますが、

果たしてどこまで「発電」として有効なのか。

特にこのような大規模なものは。

さらに景観を損ねる程の発電力があるのか。

光の下は不自然ばかり。

どうもそそんな気。


猪目洞窟

島根県出雲市猪目町1338

0853-53-2112(出雲観光協会)