今日も晴天。
早朝はかなりの寒さ。
その後、抜けるような青空。
風もさわやか、秋らしい佐賀市。
先だっての出雲行き。
最も行きたかったのは、こちら。
「猪目洞窟」
いわゆる「あの世」
どうもしっくりこない。
と言う事で「出雲国風土記」
「出雲国風土記」出雲郡条の宇賀郷の項には、
黄泉の坂・黄泉の穴と呼ばれる洞窟の記載。
出雲大社の西側の道。
大社の裏山を登りつめると、海へ。
左に曲がるとこの看板。
「猪目洞窟」
大きな岩の下には船の備品置き場。
雑然。
その左奥。
どこまでも続いていそうな闇。
このまま、進めば黄泉の国、死者の国。
方向からすれば、出雲大社が行き着く先。
そんな気。
大国主は「幽冥主宰大神」(かくりごとしろしめすおおかみ)とも。
幽冥(ゆうめい)とは、神の世界、霊魂の世界の事。
死者の世界とは異なる概念のようですが、
我々の生きる現世(うつしよ)と対局。
国譲りとはそう言う事か。
ここで納得。
そう思いつつ進んで行き、ふと振り返り。
闇より光があった方がいい。
今はまだ。
今日想った事。
その猪目洞窟の前には、透明度の高い海。
その先には、いくつもの風車。
最近、どこに行っても大型風車を見かけますが、
果たしてどこまで「発電」として有効なのか。
特にこのような大規模なものは。
さらに景観を損ねる程の発電力があるのか。
光の下は不自然ばかり。
どうもそそんな気。
猪目洞窟
0853-53-2112(出雲観光協会)