今日は仕事が休み。
午後からは、
学校行事に出向きましたが、
午前中は、こちらを。
「土偶のリアル」
大変印象的な表紙。
縄文のビーナスと呼ばれる、
長野県棚畑遺跡から発掘された、
妊婦をモチーフにしたと思われる土偶。
その出土状況の写真。
著者の譽田亜紀子氏は、
ご自身で「土偶女子」と称されていますが、
多彩な才能を待たれた才女。
今回の著作でも、
土偶そのものへの愛。
発掘状況に関わる愛。
そして土偶に関わる人々への愛。
それが流れるように、
各土偶ごとのエピソードとして。
土偶やはにわ、
鏡に古墳。
太古から今に伝わる数々のアイテム。
それに関わる研究者と、
それに興味を深く示す様々な人々。
それが両輪の輪となり、
我々の祖先、
我が国の成り立ち、
我々日本人の精神を
知り得るようになれば。
そしてここ佐賀市。
縄文時代のかなり貴重な遺跡が。
「東名遺跡(ひがしみょういせき)」
そのガイダンス施設には、
動物の骨に刻まれた模様や、
縄等非常に珍しい遺物の数々。
迫力の貝塚。
これも素晴らしいのですが、
何より驚くのは、
網かご。
これがあまりにもリアル。
発掘された時の写真は、
さらにリアル。
土偶や土器の模様。
それと同じように、
「思惟」を感じさせる、
編み縄。
ぜひ。
土偶のリアル
譽田亜紀子著
1500円(税別)
小川出版社
東名遺跡ガイダンス展示コーナー「東名縄文館」
佐賀市金立町千布(巨勢川調整池内)
火~金曜日 10:00〜13:00
土・日・祝祭日 10:00〜16:00
月曜日休館日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
無料